春のアサリの試験掘りを行いました

 平成29年5月15日(月)9:30~14:00に、昨年秋に生まれたと考えられるアサリの成長と分布の状況を調査しました。

試験掘りの様子

ホトトギスガイのマットを確認

マットの中にも二枚貝の生息が確認されました

神戸まつり「須磨音楽の森」でブースを出展しました

 平成29年5月20日(土)11:30~16:00、当会が加盟する須磨FRSネットが参加する神戸まつりに、チリメンジャコの中に混ざっている海生生物の幼生や稚仔魚を探し出すイベントブースを出展しました。子供だけでなくその親御さんも熱心に探して、名前や生態を会員に教わっていました。

須磨FRSネットのブース

海生生物の幼生、稚仔魚探し

今年度最初の地曳耕耘を行いました

 アサリの試験掘りにホトトギスガイのマットの発達が確認されたので、6月4日(日)13時~15時に地曳耕耘を行いました。

地曳耕耘の様子

漁具(マンガ)に掛かった大量のアオサ。この下にホトトギスガイのマットがありました

ホトトギスガイのマットと一緒に掻き出された砂の中に、昨年生まれたアサリのほか多種多様な二枚貝が確認されました

第2回里海勉強会「アサリの減ってしまった原因と、 どうやって戻すか?熊本に学ぶ」を開催しました

平成29年6月24日(土)18時~20時に須磨水大水槽前で熊本県立大学 堤 裕昭 教授をお招きして、熊本におけるアサリの減ってしまった原因とその対策を講演していただきました。須磨海岸でも増えているホトトギスガイの対策等に参考となるような情報が多々あり、参加者との活発な意見交換がなされました。

須磨海岸打上げ生物調査

平成29年8月7日の夕方から8月8日の明け方までに西寄りの強風による時化が発生したため、8日の午前中に、須磨海岸全域に打ち上った生物の調査を行いました。南に面した須磨海岸は突堤と突堤の間で内側に湾曲しているため、各突堤の西側で特に多くのものが打ち上っていました。須磨海岸で近年繁殖しているホトトギスガイは、春の打上げ物調査からマットの拡大と個体の成長が認められました。マットにはアオサ類が生育していました。また、アサリの食害種のモミジガイ類やアカニシのほか、ツメタガイの食害痕のついたアサリの死貝も確認されました。なお、ホトトギスガイのマットに混じってアサリの生貝も確認されました。

打上げ物の帯        ホトトギスガイのマット   トゲモミジガイ     ツメタガイの食害痕のあるアサリ死貝

須磨海岸打上げ生物調査

台風18号通過翌日の平成29年9月18の午前中に、須磨ヨットハーバーから須磨浦漁港までの間で、海岸に打ちあがった生物の調査を行いました。須磨ヨットハーバーからシーパル須磨までは二枚貝の捕食者であるヒトデの仲間のモミジガイ類が多く確認されました。競合種のホトトギスガイは全域で確認されましたが、千森川から西はアオサとともにマット状のものが多く確認されました。マットには大きく成長したホトトギスガイがびっしり生息していました。今年3月に竣工したJR須磨駅前の遠浅海岸でも殻長1.5cmほどのホトトギスガイが帯状に打ち上っていました。また、アサリの稚貝も確認されました。

須磨海浜水族園から西方向
千森川右岸から西方向
モミジガイ(上)とトゲモミジガイ(下)
ホトトギスガイのマットと着生したアオサの仲間

アサリの野外試験区の設置

遠浅海岸でアサリを増やしその保護効果を確認するため、平成29年9月20日~21日に野外試験区を3か所設置しました(左下写真)。野外試験区では保護枠に被覆網を取り付けて食害種の進入を上と横から防止した区画と、被覆網のみを設置した区画、海底耕耘を行う区画と何もしない対照区を1セットとしています。設置個所は写真のとおり砂地にホトトギスガイのマットが発達していましたので、設置前に熊手を使ってマットの破壊を行いました(右下写真)。

人力による海底耕耘の実施

平成29年9月23日に母貝産卵場、9月24日に遠浅海岸にて、マンガ(漁具)を用いた海底耕耘を行いました。また、遠浅海岸では胸まで浸かりながらレーキ(熊手)を用いて行いました。ホトトギスガイのマットやアオサがある場所ではレーキでなかなか引けず、鋤簾で漁をしていた漁師さんの苦労が想像されました。

母貝産卵場では里海の会のメンバー、水族園職員、須磨浦の漁師さん、遊びに来ていた釣り人や家族連れ、サンテレビの取材陣と一緒に地引耕耘しました
引き上げげられたホトトギスガイのマットについてサンテレビ取材陣に説明しました
遠浅海岸ではマンガ(写真中の赤い漁具)にアオサが沢山かかり、引き上げが大変でした
遠浅海岸では冷たい海に浸かり、海底に固まったホトトギスガイのマットを足の裏で探りながらアメリカンレーキ(熊手)で崩しました

測線調査と人力耕耘

11月1日、2日、5日に須磨海岸で過年度に設定した測線において、漁師さんが行う底曳網船による海底耕耘の前後の調査と、遠浅化工事竣工年のアサリ産卵期となる秋の調査を行いました。台風21号と22号で発生した時化の影響で海底が攪乱されたためか、繁茂していたアオサがほとんどなくなっていました。また、広く発達していたホトトギスガイのマットも塊状に点在していました。

また、人力耕耘イベントを11月5日に遠浅海岸と千森川東側にて実施しました。多くの方が参加された様子が11月7日の朝日新聞(朝刊)にも掲載されました。