5/13海底耕耘実施要項

「海底耕耘と海洋プラスチックでワークショップ」

海底耕耘の実施要領

2023.04.15

主催:Suma豊かな海プロジェクト2023

担当:須磨里海の会

1.目的:水温が上昇しはじめ、さまざまな生物活動が活発になる時期に、地曳耕耘機を用いて

     人力で海底環境の改善および環境学習会を行います。

2.日時:2023年5月13日(土)12:00~13:00

3.実施場所:千森川東側の海岸(エリアB1)

4.内容:

 2023年になって、毎月行っているアマモ場の調査や4月の時化の後の海岸打ち上げ調査の結果、

ホトトギスガイの勢力が再び活発になり、マットが広がっていることが明らかになっています。

 マットの表面にはアナアオサやフクロノリなどの海藻が密生し、まだ小さいながらアメフラシが

たくさん生息しています。マットをこのまま放置すれば、夏に大きな時化がない場合、秋には

堅牢化(分厚く硬いマットになること)し、多くの砂の中のベントスが酸欠か有毒な硫化水素の発生

により死滅することになります。それを避けるために海底耕耘を行います。

 今回はエリアBで海を耕します。あわせて、海岸で採集されたベントスを用いた環境学習会を行います。

<プログラム>

① 改良型マンガとスマルを併用した地曵耕耘

② 浜辺の学習会

③ 同定会(場所は須磨浦漁友会会館)

5.スタッフ

 須磨里海の会(須磨浦漁友会、東須磨漁業振興会、神戸ライフセービングクラブメンバー、須磨海浜水族園ボランティア、須磨海浜水族園ほかの団体会員を含む)

6.タイムスケジュール

 11:30~12:00 選抜スタッフによる器材搬送等活動準備

 12:00~12:10 開会式(場所は千森川東側の海岸)

 12:10~12:45 エリアBで地曳耕耘

 12:45~13:00 浜辺の勉強会

 13:00~15:00 採集生物の同定と計測、終わり次第撤収

7.準備品

メジャー50m、立ち上げブイセット5、土嚢5、引き縄、ウェイトベルト、潜水3点セット、レーキ20、マンガ、ショベル、スパテラ、テント1、テーブル1、拡声器、ガムテープ、マジック、野帳、計測機器、筆記用具、コンテナ2、白バット10、ピンセット、厚手ビニール袋大、ごみ袋、カメラ、図鑑類、水槽、ブクブク、バケツ、ライフジャケット3、のぼり旗 須磨浦漁友会:地曳耕耘器(網付き)、スマル、バッカン

8.安全管理

コロナ対策:人と人との間隔をあける。しゃべる人や不安な人はマスク着用。

緊急連絡を行う安全管理者の連絡先は090-8246-4239(吉田)

耕耘の様子
耕耘の様子
砂の中にいたフタハベニツケガニ
砂の中にいたフタハベニツケガニ
海底から浜へ引っ張り上げた耕運機
海底から浜へ引っ張り上げた耕運機